LooK SPOT 迅速疾患検査システム

1.LAIPAC(開発元) 会社紹介

ライパック社(LAIPAC)はカナダオンタリオ州リッチモンドの企業。Lai社長は台湾人で、GPSウェアラブルデバイスを生産販売。警察組織を主要販売先とし、多くのビジネス賞を受賞。

抗原検査試薬キットLOOK SPOTは、スマートフォンを利用したウイルス検知キットで、AIと機械学習を用いて化学反応の色強度を検出し、ウイルスの濃度を定量化。

■ LAIPAC実績

  • カナダSMEナショナルビジネスマガジンによる「2019年 エクスポーター・オブ・ザ・イヤー」受賞
  • ドイツデザイン評議会による「German Design Award Special 2019」受賞
  • カナダ輸出開発公社(Export Development Canada)による「2018年 オンタリオ州 エクスポーター・オブ・ザ・イー」受賞
  • カナダ・オンタリオ州リッチモンドヒルによる「2018年 イノベーター・オブ・ザ・イヤー」受賞
  • ASIS GSXによる「2010年および2011年 ベストセキュリティ製品賞」受賞
  • 共同創設者兼CEOがGPS World誌による「50人以上のリーダー」に選出(2008年)
  • 共同創設者兼CEOが2007年「カナディアンパイオニア賞」にノミネートされる
  • 2007年に初のGPSウェアラブルデバイスを発売
  • 2005年に初のGPSパーソナルロケーターを発売
  • 2005年、オンタリオ州リッチモンドヒルによる「最優秀輸出企業賞」を受賞

2.LooK SPOT(迅速疾病検査システム)の概要

■ LooK SPOT(迅速疾病検査システム)とは

LooK Spotは、次世代の医療診断技術を用いた、高速かつ高精度な検査プラットフォームです。多様な疾患への対応が可能で、医療現場、研究機関、企業などの幅広いニーズに応えることを目的としています。

  1. 高速・高精度な病気検出:
    最短10分で検査結果を提供する迅速性と、AIを活用した高度なデータ解析技術により、従来の診断手法を超える精度を実現。検出感度は従来比で最大30%向上しています。
  2. AI駆動型データ管理:
    内蔵されたAIアルゴリズムは、検査結果の正確性をさらに向上させるだけでなく、検査データの自動集計と管理を可能にします。これにより、診断の再現性が保証され、医療記録との連携もシームレスに行えます。
  3. 多疾患対応モジュール設計:
    LooK Spotは、COVID-19、認知症、糖尿病、がんなど、複数の疾患スクリーニングを一つのデバイスで行えるモジュール設計を採用。将来的な検査項目の拡充にも柔軟に対応可能です。

■ 製品技術情報

  • 感度:高精度な検知が可能
  • 互換性:APIを活用した電子健康記録との統合
  • 認証:CE、FCC、IC、テレック認証取得済み

■ パッケージオプション

  • LooK Spot本体
  • テストカセット(100個単位で販売)
  • ユーザーガイドとアプリ連携情報

3.LooK SPOT (迅速疾病検査システム) 製品開発の背景

■ 従来の迅速疾患検査システムの問題点

  •  目視解釈による不正確性
  • トレーサビリティと責任追跡の欠如
  • コストパフォーマンスの低さ
  • 視覚的解釈による迅速疾患検査

■ 従来の迅速疾患検査システムへの問い

  • 高感度で迅速、正確かつ使いやすいシステム。一度の検査で複数の疾患を検出でき、結果の解釈に専門的スキルを必要とせず、トレーサビリティと責任追跡が可能。さらに、1分以内に患者へ検査証明を提供し、手動記録が不要な迅速診断検査システム――このような理想的なシステムをお探しではありませんか?
  • もしかすると、新たな選択肢をご検討いただくべき時かもしれません。

4.迅速疾病検査のソリューションとしてのLooK SPOT

■ LooK SPOT (迅速疾病検査システム)の主な特徴

  1. 迅速かつ正確な診断
    ・検査結果を5〜10分以内に提供し、緊急対応や早期治療をサポート。
    ・AIを活用した高度なデータ解析で、95%以上の精度と再現性を確保。
    ・疑陽性・偽陰性を最小限に抑えるアルゴリズムを搭載。
  2. 多用途と高い利便性
    COVID-19、嗅覚障害検知、尿検査など、多疾患対応の汎用性。
    ・軽量でコンパクトな設計により、医療施設、在宅医療、遠隔地での使用が可能。
    ・バッテリー駆動とUSB給電に対応し、電源環境を選ばず使用可能。
  3. 高い信頼性と操作性
    ・カナダと台湾の厳しい品質管理下で製造された高信頼性の製品。
    ・紫外線による自動除菌や、スマートフォン通知による結果確認、データ管理機能を搭載。

5.LooK SPOTの運用スキーム

■ LooK SPOTのAIクラウドを活用した仕組み

  1. データ取得
    ・サンプル収集: 患者から採取した鼻腔ぬぐい液や尿などのサンプルを検査カセットにセットします。
    ・デバイスの読み取り: サンプルはLooK SPOTのデバイスでスキャンされ、結果を取得するためのデータが生成されます。
  2. データ送信
    ・クラウド連携: デバイスから取得したスキャンデータは、安全に暗号化され、AIクラウドプラットフォームに送信されます。
    ・リアルタイム通信: クラウドとの通信は高速で行われ、診断プロセス全体の迅速化に寄与します。
  3. AI解析
    ・アルゴリズムによる解析:
    ・AIは過去の膨大な検査データと照合し、疾患特有のパターンを識別。疑陽性や偽陰性のリスクを最小化するため、高度なアルゴリズムを使用します。
    ・複数疾患対応:
    一度のスキャンでCOVID-19、嗅覚障害、尿検査など複数の疾患指標を解析。
    定量的な結果(例:「高」「中」「低」のリスクレベル)を提供します。
  4. 結果の提供
    ・患者への通知:
    診断結果はスマートフォンアプリや専用ウェブポータルにリアルタイムで通知。結果はわかりやすい視覚的な形式で表示され、患者や医療従事者に提供されます。
    ・健康レポートの作成:

    検査結果はデジタル健康レポートとして保存され、必要に応じて共有可能。
    APIを通じて医療機関や公共機関(CDCなど)にリアルタイムで提供することも可能。

6.LooK SPOTの製品ラインナップ

■  LooK SPOTとLooK SPOT2の違い

  1. 用途・対応機能
    LooK SPOT:
    主に個人向け、家庭や小規模環境での利用を想定。
    ・限定的な疾患検出に対応。
    LooK SPOT 2:
    医療機関や検査センターなど、業務用途を想定。
    ・より幅広い疾患検出に対応し、データ管理機能が強化されています。
  2. デザイン・携帯性
    LooK SPOT:
    ・コンパクトで軽量、持ち運びがしやすい設計。
    LooK SPOT 2:
    ・若干大きめで、据え置き型としても使いやすいデザイン。
  3. 処理能力
    LooK SPOT:
    ・検査スピードや精度が個人利用に適した水準。
    LooK SPOT 2:
    ・処理速度が向上し、一度に複数検査の対応が可能。
    ※ 高速モードでは、5人同時に10分以内、60分で500人以上のスクリーニングが可能。
  4. データ連携
    LooK SPOT:
    ・簡易的なスマートフォンアプリで結果確認。
    LooK SPOT 2:
    ・クラウド連携機能やAPIを通じたデータ共有が可能。
    ・医療機関向けのデータ管理と分析をサポート。
  5. 消毒・衛生機能
    LooK SPOT LooK SPOT 2 :
    ・紫外線による自動除菌機能を搭載。(共通)
  6. 価格帯
    LooK SPOT:
    ・個人向けで比較的安価。

    LooK SPOT 2:
    ・高性能機能を反映した価格設定。

7.市場応用例

■  実績と応用分野

・空港スクリーニング:パプアニューギニアのジャクソンズ国際空港で導入
・企業検査:日本の製薬企業で週次スクリーニングに採用
・予防医学:嗅覚障害の早期検知ツール、簡便な尿検査ツールとして利用可能。

8.グローバル認証と規制適合性

■ 認証

・CEマークドイツ BfArM(連邦医薬品医療機器庁)

・ベルギー AFMPS(医薬品・医療製品庁)

・エクアドル 保健省

・ケニア 保健省

・日本 テレック(技術基準適合証明)

・FCC(アメリカ連邦通信委員会)、IC(カナダ産業省)、およびCE(欧州適合性証明)

■  LooK SPOT診断システム 日本国内公式販売代理店任命書

9. LooK smell 嗅覚障害診断キットの概要

■ 次世代嗅覚障害検査としてのLooKsmell診断システム

嗅覚障害検査にLooKsmell診断システムを検討する理由

1.迅速な検査時間(5分以内)

2.使い易さ(スキルは不要)

3.電子メールによる検査レポート

4.クラウドにデータを保存するため、長期の利用が可能

5.コストパフォーマンス

10. LooKsmell 嗅覚障害診断キットの有用性と必要性

■ 有用性

  1.  早期発見と予防
    ・嗅覚障害は認知症の初期症状として知られ、早期診断により適切なケアを迅速に開始可能。
    ・COVID-19後遺症やその他の疾患のスクリーニングにも活用できる柔軟性。
  2. 正確かつ簡便な診断
    高感度センサーとAI技術を組み合わせ、検査結果を迅速に提示。
    ・特別なスキルを必要とせず、一般家庭や医療施設で利用可能。
  3. データ活用による診断支援
    ・検査結果がデジタルデータとして記録され、医療機関と共有可能。
    ・臨床データの蓄積により、個人と社会の健康管理を強化。

■ 必要性

  1. 高齢化社会への対応
    ・日本を含む多くの国で高齢化が進み、認知症患者の増加が社会的課題に。
    ・効果的な早期診断ツールとして、認知症予防・治療への貢献が期待される。
  2. 多疾患対応の重要性
    ・嗅覚障害は様々な疾患の指標となる可能性があり、広範な疾患への応用が可能。
    ・一度の検査で多岐にわたるリスクを確認できる点で、コスト効果が高い。
  3. パンデミック時代の健康管理
    ・COVID-19後遺症への適応を含め、感染症拡大時の迅速なスクリーニングに有用。
    ・自宅や現場での検査が可能なため、医療負担軽減に寄与。

■ 未来への展望

  • 本キットは、嗅覚障害診断を通じて疾患の予防と治療を支援するだけでなく、医療資源の効率的活用にも貢献します。
  • 社会全体の健康意識を高め、より良い未来の医療を実現する革新的なソリューションです。

合同会社ヤマト医療

〒332-0022 埼玉県川口市仲町14-6